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アシスタントとして練習の日々
目標は一日も早いスタイリストデビュー
美容関係の仕事に興味津々だった高校時代
「おはようございます」
水戸市千波町の美容室エルベ千波店を訪ねると、ハキハキとした明るい声で阿久津さんが出迎えてくれました。アシスタントしてこの店で働く阿久津さんは高萩市出身の24歳。キラキラした笑顔がとても可愛らしい女性です。元々美容が大好きだったという阿久津さん、高校卒業後は迷うことなく美容専門学校に進学しました。
「美容系の専門学校に進むことは早い頃から決めていました。漠然とですが中学生の頃から美容師になりたいと思っていました。でも、一口に美容師といっても様々な分野があります。その中で自分にはどの分野が向いているのか当時私には分かりませんでした」
そこでまずは美容専門学校に入学してそのなかで自分の好きな分野を見つけていけばいいと思い、今に至っています。美容専門学校の授業は高校までの授業と異なり、自分のやりたいことの勉強ですからとても楽しく、色々と刺激を受けました。
「学内のコンテストのために練習を何時間もしたり、準備をしたりと本当に大変でした。しかし、つらいと思ったことはありませんでした。その仲間と切磋琢磨する時間がとても楽しくてコンテストが終わった後は、やはり美容師を目指してよかったと再認識しました」
アシスタントとして
阿久津さんは専門学校を卒業してすぐ、現在の勤務先エルベ千波店に就職を決めました。お店は水戸駅から約2キロの閑静な住宅街にあります。近くには近代美術館や千波湖があり、水戸のなかでもとりわけ静かな場所です。水戸は美容室激戦区であり、美容室だけでも400店舗以上あります。都内でも有名な大手サロンから個人経営の小さなお店まで様々です。私はあまり転勤のない地域密着型のお店で働きたいと思い、今のエルベを選びました。住宅街の店舗ということもあり、エルベにご来店されるお客様の大半は地元の方が殆どです。年齢層も小さなお子様から御年配の方まで幅広く利用されています。若い女性ばかり、年配の方ばかりなど、偏った客層じゃないのもエルベを選んだ理由のひとつです。
当然ですが、すぐにはお客様の髪に触らせてはもらえません。最初のステップはシャンプー。練習して試験に受かるとお客様にシャンプーをすることができます。次はカラーリングとパーマです。たとえば、カラーリングは白髪染め、おしゃれ染め、ブリーチなど試験の段階を踏みます。パーマも同様で数項目の試験を受け、技術が基準に達するとお客様にサービスができます。カラーリングもパーマもお客様に施術を出来る様になるまではエルベの場合約1年です。このへんは美容室によってまちまちで、同じ美容専門学校を卒業した友達に聞くとそのお店では2~3年掛かるといいます。就職して2年の阿久津さんも各ステップをのぼりながら、今はアシスタントとして先輩方と一緒に活躍しています。
「カットが終わった髪にパーマのロッドを巻いたり、ブローをしたりというアシストが多くなってきました。今はカットの練習をしていますので、先輩のカットをした髪を見ながら、こうしたカットだと髪のまとまりがよくなるとか、ブローしやすくなるよとか日々技術に触れながら学ぶようにしています」
アシスタントとして意識しているのは先輩であるスタイリストの意向を汲み取ったり、お客様の希望を把握したりして仕事に向かうこと、そして技術だけではなく、お客様に対する気配りの大切さも学ぶ毎日だといいます。
技術を磨く日々
今、阿久津さんはスタイリストとしてデビューする前の最終段階、カットの試験に臨むために日々練習に励んでいます。試験には4種類のカットが課せられます。お店の営業が始まる1時間前に出勤して、カットウィッグと呼ばれるマネキンを相手に練習をしています。エルベの場合練習は出勤前の1時間と決められているため、居残って遅くまで練習することはなく、勤務後はすぐ帰宅出来ます。早い時だと18時半、遅くとも19時半には帰宅します。
先輩スタイリストや技術指導担当の先生からはカラーリングやパーマの練習では基本の技術をしっかりと教え込まれます。ただ教え込まれるといっても怒鳴られるような体育会系的なノリの厳しい指導方針ではないですと阿久津さんは笑います。分からないところは分かりやすく丁寧に教えてくれます。
また、エルベではオーソドックスな教科書通りの技術はもちろんですが、最新の技術も積極的に取り入れているため、美容学校では習っていない新サービスについての勉強も併せてしていきます。
自分らしさを忘れずに
昨年は新卒の子たちが入社して阿久津さんもひとつ先輩になりました。また、今年の4月には新たな新卒者が入社しますのでアシスタントとしては最年長になります。後輩たちが憧れる一回り大きな存在にならなくてはなりません。
阿久津さんが今仕事に向き合う上で、もっとも心掛けているのはお客様が居心地のいい空間をつくることとスタイリストの働きやすい空間をつくることです。また、カラーリングやパーマなどの技術を任せてもらったときは「スタイリスト以上の仕事をしよう」という意気込みでやるそうです。「阿久津さんの明るい人柄と笑顔はお客様にも好評です。きっといいスタイリストになれると思います」と店長の山崎さんも太鼓判を押します。
これからの阿久津さんの目標は、「自分らしさを忘れずにお客様のなりたいを叶えられる美容師になること」だといいます。得意なヘッドスパをお客様から褒められたり、先輩や社長から「カラー剤の塗り方がうまくなった」と言われたりすると、心から嬉しいと感じるそうです。
「本当に美容師という職業を選んでよかった、そう思っています」と目を輝かせて話をしてくれた阿久津さん、スタイリストとして活躍する日もすぐそこに来ているようです。
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